“李下に冠を正す?”

 

平塚市の事業や財務を点検する監査委員が市の職員OB

   地方自治法の定めにより、地方自治体には事業や財務を点検する監査委員が置かれています。

   平塚市は条例により、4名の監査委員を選任しています。内訳は市議会議員から2名、「識見を有するもの」から2名選任され、「識見を有するもの」から選任された監査委員の1名が常勤の監査委員になります。

   29年12月議会に、同年3月まで平塚市に在職していた職員OBの方を常勤監査役に選任する議案が市長より提案されました。

当然議案に反対をしました。

   候補となられた方のご見識やご人格を否定するものでは決してありません。

   直近まで市の職員であったOBが、監査委員として市の事業、財務を点検している構図が市民の皆様の目にどう映るかを想像することは容易です。

   平塚市では、平成21年12月から市の職員OBが常勤監査役に就任することが慣習化されています。

   平塚市は、李下に冠を正し続けてしまっているようです。